置賜自給圏構想とその実際をにいがた市民大学で講演してきました

置賜自給圏トピックス

 

 本年6月12日(水)午後7時から新潟市生涯学習センターにて行われた「にいがた市民大学 講座」に講師として招かれた常務理事の江口忠博氏が、置賜自給圏構想の思いを講演してきました。

 

 新潟市生涯学習センターでは40人ほどの受講生が、置賜地方の現状と将来の設計図や地方における暮らし方などに及んだ江口常務理事の話に熱心に耳を傾けていました。

 

江口常務理事 談

 

新潟市の人口は置賜地域の全人口とほぼ同じ。長井市から出かけた私にとって新潟市は大都会。

 

置賜が抱えている地域課題とは別の都市部ならではの課題も多いことと思いますが、市民の方々の将来への不安には共通点も多いと感じました。

 

休憩時間も入れて約2時間の講義でしたが、休憩時に受講生から回収されたコメントペーパーには多くの感想や質問が寄せられました。

 

その一つ一つに答えるには時間も足りず、また別の機会にと言葉を残し会場を後にしたのですが、コーディネイト役を務めていただいた新潟大学農学部の先生方から、今秋頃に「修学旅行」として置賜を訪ねてみたいという希望も述べられました。

 

 広域で取り組むことの行政的課題や、構想の趣旨に賛同してくれた地域の方々の期待にどう応えていけばよいのか。

 

また、機構の会員の参画意識を低下させることなく持続していく活動や事業の在り方など、機構としての課題もあらためて考えさせられた郷演となりました。

 

新潟の方々からみれば「自給圏」という発想そのものが非常に関心をもって受け止められたものと思います。

 

国内において、広域で自給圏を謳う構想は珍しいものと思いますが、それだけに課題も多くあります。

 

まずは遅い歩みでも、一歩ずつですね。

 

文 T・E    写真提供 新潟市生涯学習センター

 

講演後は主催者から補助的な質問が寄せられ、解説が加えられた
講演後は主催者から補助的な質問が寄せられ、解説が加えられた
質疑の答える置賜自給圏の江口常務
質疑の答える置賜自給圏の江口常務


「シンボルマーク貼付の商品 登場」

 

置賜自給圏トピックス 2019年6月20日

 

 かねてから、置賜自給圏構想を知っていただけるようにシンボルマーク貼付の商品開発を企画・検討してきました。これまで実験的にシンボルマークを包材にデザインした地場大豆使用の味噌が発売されたことがありましたが、この度は、生活クラブやまがた生活協同組合が組合員に販売する納豆(商品名「ねばりっこ」)にシンボルマークを貼付することになりました。

 

シンボルマークについては、貼付する商品の品質や生産流通にかかわる事業者や消費者の方々に、地域における農を含む資源と経済の循環についてご理解を深めていただいた上での使用が大切だと考えています。

 

この度のシンボルマーク使用については、生活クラブやまがた生活協同組合から商品開発から流通販売に至るまで、商品の品質はもとより、生産者から消費者に商品が届く全過程で、それぞれに経済的還元が行われるシステムも提案いただきました。

 

 今後もシンボルマークが貼られた企画商品が各種登場することを期待していますが、単に商品だけにとどまらず、事業スタイルや経営理念にいたるまで、自給圏構想に合致している事案にシンボルマークを掲げることが可能となるかもしれません。

 置賜の地を巡ると自給圏のシンボルマークを目にすることが出来るように…と夢見ながら、これからもシンボルマークの普及に取り組んでいきたいと思います。

 

 文 … TE

 

 


参加者募集中です

水のまち長井 ピコ水力発電への挑戦

 昨年に引き続き今年もピコ水力発電シンポジウムを開催いたします。再エネが注目をあびる一方で、ピコ水力発電への期待も大きくなっています。この電力に官民一体となって取り組もうとしている山形県長井市です。

参加申し込み・お問合せ

メモ: * は入力必須項目です


 

 

 

農村のありかたや人間の営みを常に追求する「たかはた共生塾」

 

今回は「地方で生きる」をテーマに私らしく生きることを考えてみようという企画です。

 

講師は朝日新聞 編集・論説委員の

高橋純子さんです。

 

ぜひご参加ください。

 

参加申し込みとお問合せは以下のフォームからも受け付けております。

 

またファックでも受け付けております。

 

置賜自給圏推進機構 

 

Fax:0238‐33‐9354

参加申し込み・お問合せ

メモ: * は入力必須項目です


置賜の将来ビジョンにモチベーション高まる 新たな置賜への期待!

 今回で4回目となる「置賜の将来ビジョンを考える意見交換会」は、さる2月2日(木)の午後1時30分から、山大工学部百周年記念会館で開催されました。

 

 東京大学や山形大学工学部の学生を含む教育研究機関関係者およびプラチナ構想ネットワーク事務局、そして置賜自給圏推進機構関係者など総勢26名の参加者でした。

 

 自給圏推進機構の渡部共同代表の挨拶のあと、東京大学 総長室・総括プロジェクト機構「プラチナ社会総括寄付講座」代表の菊池准教授のレクチャーから意見交換会がスタートしました。

 

 また、山形大学工学部応用化学科野田博行先生からの「消毒をしない果物生産とバイオマスへの挑戦について」の報告、同大学物資化学工学専攻樋口建志先生の「雪室を応用したシェア冷房装置による除雪労働の軽減と雪エネルギーの普及」など実にユニークな研究発表がありました。

課題提起を改めて行う 東京大学 菊池康紀准教授
課題提起を改めて行う 東京大学 菊池康紀准教授

 前回の意見交換会では、ビジョンづくりのために必要な調査の担い手を自薦推薦して具体的なビジョンづくりへと議論が進みましたが、今回は初参加の方にも考慮して地域にとって何故新たなイノベーションが必要なのか再確認する議論から始まりました。

 

 学生からの意見も積極的に出され、映画「おだやかな革命」(渡辺智史監督)を多くの若者に鑑賞させて、自分たちの住む地域のエネルギーなどの在り方などを考えるチャンスを作りたいなど具体的な提案も出されました。

 

 地域の将来ビジョンには地域の現状を知ることから始まりますが、地域が目指す目標も立てなればなりません。

 

山形大学工学部 樋口建志准教授
山形大学工学部 樋口建志准教授

 また、国連で採択された「持続可能な開発」のための17のグローバル目標である『SDGs』も取り入れながら地域の未来図を考えていくことが求められる時代ですので、地域の未利用資源の調査と将来の社会シナリオを分析することが重要になります。

 

 置賜自給圏推進機構からは、みやま式スマートエネルギーの電力会社と自治体との連携で、子育てや高齢者福祉の実践にあたることをこの間提案している経過も報告されました。

 

 菊池先生からは、地域や個人の現業(生業)から見えてくる課題解決のための調査や支援策立案には、これからも大学等研究教育機関がサポートするという考えが表明されましたが、あくまでも主体者となる置賜の住人のニーズを鮮明に描くことが求められているようです。

 

 今後も意見交換会は継続して開催される予定ですが、産学公民の連携にむけた取り組みに鑑みれば3市5町の行政関係者にもこぞって参加してもらえる企画をと考えています。

 若い人や女性の参加者が目立ってきた会場
 若い人や女性の参加者が目立ってきた会場
いつも関心を引く研究を披露する山形大学工学部 野田博行准教授
いつも関心を引く研究を披露する山形大学工学部 野田博行准教授


置賜自給圏推進機構と交流を続けております「プラチナ構想ネットワーク」から「第12回プラチナシンポジウム」のご案内がきております。

今回は「よみがえれ森林資源大国日本!!」をタイトルにしてありますが、岡山県真庭市や会津13地区の資源フル活用などの実践事例も紹介されるようです。

ご紹介申し上げます。

 

参加ご希望の方は下記の事務局へご連絡をお願いいたします。


「置賜の将来ビジョンを考えるVol,4・意見交換会を開催します」

夢と地域課題を共有して、ビジョンを創りませんか。

置賜自給圏トピックス 2019年2月8日金曜日

 

30年後、40年後という将来の置賜や各人の業のかたちを語りませんか?

夢を語れば具体的な課題も出てきますが、大学や研究機関がそれらの課題解決のためのサポート役を果たします。

 

今回で四回目となる意見交換会ですが、これまで同様に「プラチナ構想ネットワーク・事務局」と「東京大学」「山形大学」の協力と支援のもと、若い世代の方々の参加も得ながら意義ある意見交換会にして参ります。

 

日時 : 2019221日(木)13:3017:00

場所 : 山形大学工学部百周年記念会館セミナールーム

 

※山形大学工学部正門を入ってすぐ左手の建物です

 

          www.ykk1910.jp/about/seminarroom

 

     ワークショップ

30年後、40年後の置賜に向けた具体的なアクション」をテーマ(仮)として、  

東京大学菊池康紀准教授のリードによるワークショップを行います。

     意見交換会

 地域課題を共有し、自由討議による意見交換会を行います。

 

自然環境・エネルギー資源・農業資源・商工業、観光資源・循環型経済展望…などなど、市民と行政がともに置賜のグランドデザイン描き、行動していきたいと思います。

ぜひ、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 

尚、参加申し込みは、プラチナ構想ネットワーク事務局の外にも置賜自給圏推進機構でも承ります。

連絡先 : 一般社団法人置賜自給圏推進機構 

参加申し込みとお問合せは以下のフォームからも受け付けております。

またファックでも受け付けております。置賜自給圏推進機構 Fax:0238‐33‐9354

 

 

※プラチナ構想ネットワークのご紹介

東京大学第28代総長の小宮山宏が代表を務める任意団体。我が国の諸課題を見据え、全国にエコで、高齢者も参加して地域で人が育ち、雇用のある、快適なまち(プラチナ社会)づくりを推進する国民的運動を展開。会員は企業経営者・自治体首長・学識者等 約300名。

 

参加申し込み・お問合せ

参加申し込みとお問合せは以下のフォームからも受け付けております。

またファックでも受け付けております。置賜自給圏推進機構 Fax:0238‐33‐9354

メモ: * は入力必須項目です


飯豊町がまたやってくれます

自然エネルギーで地域つくりを提案?

 2月3日は山形県飯豊町に集合! ドキュメント映画を観て、トークを体験しませんか?

みんなで話そう「意見交流会」もあります。

お問合せ・交流会参加申し込みは 飯豊町役場総務企画課特別政策室(担当:高橋・二瓶)

mail:i-tokusei@town.iide.yamagata.jp   電話:0238‐87‐0695 Fax:0238‐72‐3827


置賜におけるグランドデザインに関する意見交換会を開催

置賜自給圏トピックス

2018年12月20日木曜日

 

プラチナ構想ネットワーク事務局にお骨折りいただき、今回で三回目となる置賜地域の将来ビジョン構想策定のためのワークショップを開催しました。

 

 12月6日(木)午前11時から、山大工学部百周年記念会館セミナールームで開かれたワークショップには東京大学「プラチナ社会」総括寄付講座特任講師の菊池康紀先生をはじめとする6人の研究者の方々、山形大学工学部からも野田先生はじめ6人の先生方、そして置賜自給圏推進機構からは渡部代表理事はじめ8人の常務理事および正会員。

 

昼食をはさんだ総勢21人による意見交換会となりました。

 

プラチナの岡村事務局の進行により渡部代表の挨拶に始まった今回の意見交換会。

 

東京大学の菊池特任講師がファシリテーターとなって「置賜エネルギーグランドデザイン」をテーマに、これまで外部に依存してきたエネルギー資源を地域の資源に転換することによって得られる経済効果という視点も取り入れた具体的なビジョンづくりのためのワークショップ。

 

過去二回のワークショップでも、このテーマについては現状と課題を確認してきましたが、今回は今後二年間でやるべきことや担い手は誰なのかという具体的なビジョンや目標を意識してのワークショップとなりました。

 

地域内の利用可能なエネルギー資源は豊富にあるものの、エネルギーの需要予測や供給見通し、また現状調査と未来予測も含めたこれらの調査活動の必要性も改めて確認されました。

 

誰がその調査活動を担うのかという具体案も出され、いよいよ本格的なアクションプラン作りがスタートすることになります。

 

来年二月には四回目の意見交換を開催することを約しての終了となりましたが、まだまだ置賜に暮らす住民や行政のニーズの所在や置賜のグランドデザインについての議論が必要ですし、何より次世代を担う方々の参加を募る手法も必要です。

 

置賜自給圏構想の具体化への課題は多岐に亘りますが、この度の参加していただいた多くの研究者の方々の知見を活かしながら「置賜の未来ビジョン」を描いていきたいと思います。

 

文・写真 … T・E



第2回技術情報交流会に参加」

小規模水力発電の現状と課題を探って来ました。

置賜自給圏トピックス

2018年11月16日

 11月16日東京都豊島区の大正大学において、ピコ水力発電研究会が開催されました。

 

 以前にも紹介しましたが、ピコ水力発電とは小河川を利用した数百W程度の微小な水力発電のことで、売電事業には適さない地産地消の電力とも言われています。

 長井市ではこのピコ水力発電の地域実装に向けて、今年度は市街地の河川2箇所での水位と流速調査を実施しています。


ピコ水力発電を長井市で 実験調査中

 このたびのピコ水力発電の情報交流会には、全国から研究者や開発製造事業者、そして長井市からピコ水力発電担当課長、自給圏推進機構からは井上専務理事、江口常務理事、高橋利直会員など22名の出席があり、4時間にわたって10の研究と事例紹介・質疑と意見交換が行われました。

 河川に流れ込む落ち葉などを除塵するための技術紹介や発電効率を上げるための技術開発研究の実情、また地域における発電装置の設置経過例など、今後の技術開発や地域特性などに対する課題など多岐にわたる議論が展開されました。

 


 ピコ水力発電の実例は全国的には未だ少ないものの、自給圏推進機構では、身近にある市街地の豊富な水資源から電気を得て地域で活用しようとする長井市の取り組みをサポートしています。

  初期費用の低減化や地元企業による技術開発、受益者となる住民ニーズ研究、水車や発電機の永続的稼働などの課題もありますが、売電によらない電気の地産地消の先駆的事例となるようにと期待を込めての情報交流会への参加でした。

 来春3月には、長井市で2回目のピコ水力発電シンポジウムが開催される予定ですが、環境に負荷をかけずに地域の資源で身近な電気を作り利用するための創意工夫が発揮されることを期待したいと思います。

 

文・写真 … T・E


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