2015年8月1日(土)農村文化ゼミナール & 第3回 置賜自給塾 開催される。

2015年8月1日(土)13:00〜16:30。米沢市 伝国の杜大会議室にて、第28回 農村文化ゼミナール&第3回 置賜自給塾が開催されました。約100名近い方々が置賜や全国から集まり、「21世紀農村?のゆくえ」というテーマで講演やパネルディスカッションが行われました。

農村文化研究所理事長の遠藤宏三さんも置賜自給圏の会員で部会にも積極的に参加されている方です。

講演は「田んぼの不思議ー『田んぼの魚捕り』から考えるー」と題して、安室知 神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科教授から大変興味深い報告がありました。

置賜自給圏からは、パネラーとして、渡部務代表理事、後藤幸平常務理事、またコメンテーターとして、星寛治顧問が参加されました。

趣旨説明・司会の佐野賢治 農村文化研究所所長 神奈川大学教授も全体をうまくコーディネートされていました。このような形で置賜自給圏の部会とコラボレーションした例ははじめてでしたので、大変有意義で広がりのある勉強会となりました。関係各位の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。

パネルディスカッションを動画で御覧ください。


渡部務1(11分43秒)

渡部務2(10分51秒)

後藤幸平1(12分04秒)

後藤幸平2(11分18秒)



星寛治1(8分48秒)

星寛治2(10分01秒)

星寛治3(7分48秒)



2015年7月24日(金)第4回 土と農に親しむ(身土不二の農舞台)部会が開催される。

2015年7月24日(金)19:00〜、長井市商工会議所研修室にて、第4回 土と農に親しむ(身土不二の農舞台)部会が開催されました。参加者8名。

部会の進行は塚田弘一常務理事、座長の菅野芳秀常務理事の挨拶で始まりました。

報告事項として、塚田さんから長井菊芋研究会の取り組み状況の説明がなされ、やまがた地域産業応援基金助成事業の採択が決定されたことが報告されました。また、NPO法人 ふるさと回帰支援センターの活動状況なども報告され、山形おきたま暮らしセミナーが東京で開催されることなども報告されました。また、会員の平吹隆さんの白鷹町でも取り組みなども報告があり、次回は長井市農林課の遠藤課長の報告が予定されています。次回開催は、8月21日(金)19:00〜 長井市商工会議所研修室にて。


2015年7月23日(木)第4回 再生可能エネルギー&森林等再生可能資源利用活用研究部会が開催される。

2015年7月23日(木)18:30〜20:30、置賜自給圏事務所にて、第4回 再生可能エネルギー&森林等再生可能資源利用活用研究部会が開催されました。参加者7名でした。

冒頭、江口忠博常務理事から、これまでの経過報告と各市町・地域におけるエネルギー&再生可能資源活用の状況についての報告がありました。

①長井市のバイオマス活用の件

②長井市のマイクロ水流発電にかかる事前調査事業の件

③置賜総合支庁・森林整備課、委託事業の件

の3点でした。3番目の森林整備の委託事業は薪の自給調査の事業で置賜自給圏に調査の依頼がありました。

さらに、機構としての今後の取り組みについて

①補助事業活用について、②市民発電所建設への考え方について、③地元企業との連携について④部会員の提案による事業について話し合われ、建設的な意見交換がなされました。

また、収益事業と啓発啓蒙事業への取り組み方についても議論があり、次回の部会までに各自作業課題が課せられ、部会が動きだした感じを強く受けました。

次回の部会は、8月21日(金)18:30〜、置賜自給圏事務所にて開催の予定です。


2015年7月21日(火)第8回 食と健康部会開催される。

2015年7月21日(火)18:30〜20:30。米沢市置賜自給圏事務所にて、第8回 食と健康部会が参加者6名にて開催されました。

新しく参加された方から米農業についての問題提起があり、様々な意見が出されました。

お米のもつ素晴らしさ、お米をつくり、売り、食べることは食と健康の基本ではないかとの意見も出されました。

また、発酵食品のみそづくりも置賜自給圏で作っていくべきではないかとの意見も出されました。

「置賜の食」。

後世に伝えていく役割が自分たちにあり、自給圏の中で形にしていく必要があるとの結論に達しました。次回の部会は、8月はお休みで、9月15日(火)18:30〜、置賜自給圏事務所で行います。


2015年7月16日(木)第2回 置賜自給塾開催される。(教育・人材育成部会)

第2回 置賜自給塾が、2015年7月16日(木)18:00〜19:00、米沢市の山形大学工学部米沢街中サテライトにて開催されました。参加者は20名強でした。今回の講師は、自給塾のコーディネーターでもある高橋幸司さんです。テーマは「置賜のまちづくり」で主に観光業からの視点でいかに置賜に多くの人を引きつける魅力を創りだすのかということを中心に話されました。様々な事例を紹介され地域観光の振興アイデアを紹介されました。

最後に、観光産業を幸せ産業へ ということで、この置賜はみんなが「幸せになるための旅行」づくりを行い、「観光産業」を「幸せ産業」にしていこうとの提言でしめくくりました。

今回の参加者は若い人が多く、特にボリビアからの留学生も多数参加していたことが印象的でした。

第3回自給塾は、8月1日(土)農村文化ゼミナールとの共催です。第4回目は8月20日(木)テーマは農業の「4次産業化」で講師は柴田孝(山形大学教授)です。お楽しみに。


2015年7月16日(木)理事会開催される。

2015年7月16日(木)13:30〜15:30。米沢市伝国の杜 小会議室にて理事会が開催されました。15名の参加。協議事項としては、前年度の事業報告及び決算報告(案)と今年度の事業活動方針・予算(案)、そして置賜自給圏のシンボルマークデザイン募集に関してと総会、1周年記念シンポジウムについて協議しました。置賜自給圏のシンボルマークの募集については、正式には8月30日(日)長井市のタスパークホテルで行われます総会で募集を開始し、幅広く置賜圏内の学校や関係団体にも周知していくことに決まりました。また、記念シンポジウムの講師としては、松尾雅彦氏(元カルビー株式会社社長、NPO法人 「日本で最も美しい村」連合副会長、「スマートテロワール」著者)に決まりました。事業活動方針や予算に関しては、総会までに更に詰めた内容にしていきたいと井上肇専務理事からの発言もあり、総会に向けて忙しい日々となりそうです。ぜひ、会員の皆様および一般の方も松尾氏の講演は参加できますので、どうぞよろしくご参加の程お願いいたします。


2015年7月14日(火)第3回 圏内流通(地産地消)推進部会開催される。

第3回 圏内流通(地産地消)推進部会が2015年7月14日(火)10:00〜12:00、米沢市の置賜自給圏推進機構の事務局にて行われました。参加者4名。舟山康江常務理事より、この間行ってきた学校給食の調査の報告がなされ、各地域の特色や問題点などが明らかになりました。

問題点の一つとしては、学校給食は歴史的にみて子どもたちに対する「栄養供給」から「食育」の方向に流れは向いているのですが、その際、調理を民間委託にした場合、どこまで教育の現場がコントロールできるのかという問題と二つ目は、学教給食の自給率を高めるためには、食材の需給調整をする必要がありますが、誰がその役目を担うのかがポイントだと感じました。次回の部会には更に報告書をまとめた形でご報告したいと思います。次回の部会は8月11日(火)10:00〜、置賜自給圏の事務所で行います。


2015年7月10日(金)第2回 構想推進部会 開催される。

第2回構想推進部会が2015年7月10日(金)18:30〜20:30まで、米沢市の置賜自給圏の事務所で開催されました。参加者は3名でした。主なテーマは、置賜自給圏推進機構のシンボルマークの募集とシンボルマークを今後どのような形で使用していくのかなどを議論しました。

また、構想推進部会は全部会の進行管理的な役割と全体の大きな構想を策定していく部会でもありますし、置賜自給圏の広報担当のような役割もあり、非常な要的なポジションであります。来月8月も早々に部会を開き、総会に向けての話し合いを行います。

ぜひ、興味と意欲のある方はご参加ください。よろしくお願いいたします。


2015年6月22日(月)第3回 土と農に親しむ(身土不二の農舞台)部会 開催される。

第3回 土と農に親しむ(身土不二の農舞台)部会が、2015年6月22日(月)19:00〜21:00。長井市商工会議所の研修室で開催されました。


2015年6月23日(火)第1回 構想推進部会 開催される。

第1回 構想推進部会が2015年6月23日(火)午後6時30分〜8時30分、米沢市置賜自給圏推進機構 事務所にて、参加者3名で行われました。構想推進部会は置賜自給圏の広報担当を担う役割で、より多くの方々に自給圏のことを知ってもらう場やしくみをつくっていきます。

今回は、置賜自給圏のシンボルマークを募集するにあたっての様々な意見交換をしました。また、置賜の地球遺産選定についても意見交換をしました。

今回は少人数でしたが、なるべく多くの方々に参加していただき、置賜自給圏推進機構を盛り上げていきましょう。

次回の部会は、7月10日(金)18:30〜20:30 置賜自給圏事務所で行います。皆様の参加をぜひ、お待ちしております。



2015年6月18日(木)第1回 置賜自給塾 開催される。

2015年6月18日(木)18:00〜19:00。米沢市の山形大学工学部 米沢街中サテライトにて、第1回 置賜自給塾が開催されました。

置賜自給塾とは、教育・人材育成部会の責任者である、高橋幸司 山形大学工学部教授がコーディネーターとなり、地元を愛する人、特に若い人たちを育てようとスタートしたものです。循環型地域社会づくりを学ぶ学習会で、地元を代表する方々に講師になってもらい、参加者に置賜の素晴らしさを再認識してもらおうというのが趣旨です。

今回の講師は、高畠町有機農業提携センターの渡部務さんです。渡部さんたちが、40年前に有機農業研究会を立ち上げたきっかけは、減反政策とオイルショックでした。機械化や化学肥料・農薬を多投した近代的農業の流れで農業を行っていましたが、減反政策で変わり、さらにオイルショックで大赤字になりました。仲間と議論し、これからは自分たちで主体性を持って農業に取り組まないと生き残れないとの結論に至り、有機農業を始めたことなどをお話されました。

参加者は約25名。次回、第2回は、2015年7月16日(木)18:00〜19:00。山形大学工学部米沢街中サテライトにて行います。講師は、高橋幸司 山形大学工学部教授、テーマは「置賜のまちづくり」です。


2015年6月11日(木)常務理事会が開催される。

2015年6月11日(木)18:30〜20:30、米沢市の置賜自給圏推進機構の事務所にて、2015年6月期の常務理事会が開催されました。

提案内容としては、総会を8月30日(日)長井市のタスパークホテルにて開催するという提案がなされました。また、事業責任者(事務局兼任)を採用しようという提案もなされました。その他、今回の常務理事会に理事で山形鉄道社長の野村浩志社長をお招きし、長年の観光事業の経験を活かし、様々な具体的な事業提案をしていただきました。
その他にも、一周年記念式典やバイオマスエネルギー活用事業の件などが検討課題として取り上げられました。

また、報告事項としては、先ごろ、採用が決定となりました「恋とりっぷ@山形おきたまパワースポット王国プロジェクト事業」や、2014年度の決算報告、活動報告などがなされました。3月末の会員数は、合計309人(正会員 個人243人、団体28社、賛助会員34人、団体4社)で当初目標の57%(会費ベース)となりました。部会参加者ののべ人数は122名となりました。


2015年5月26日(火)第6回 食と健康部会開催される。

第6回目の食と健康部会が5月26日(火)18:30〜20:30、米沢市の置賜自給圏推進機構の事務所で5名の参加で開催されました。テーマは、米沢市でエンゲル係数が高い理由や化学調味料の話、山形県の塩分摂取量の話など多岐に渡り、食と健康に関する話題が提供されました。

本部会でも、置賜の未来を語るにはやはり若い人にもどんどん参加してもらい議論をしましょうということとなりました。

次回の部会は、教育・人材育成部会が主催する、「置賜自給塾」との共催の部会開催となります。

置賜自給塾に関してはこちらより→ チラシPDF


2015年5月21日(木)第6回 教育・人材育成部会開催される。

第6回の教育・人材育成部会が2015年5月21日(木)18:00〜20:00、米沢市の置賜自給圏推進機構の事務所で参加者5名で開催されました。

今回は、これから行う様々な企画についてブレーンストーミングを行いました。

決まったことは、(1)「置賜自給塾」を来月から行う。(2)夏休み子ども企画を行う。(親子で30〜40名ぐらいの人数で)(3)置賜の高校生に地域の企業や団体のリーダーから話を聴く、「アントレプレナー塾(仮称)」を開催する。

です。これらの企画について、各自、色々な意見を述べて、実現のための議論を深めました。

次回、第7回教育・人材育成部会は、「置賜自給塾」に振り替えます。「置賜自給塾」は、6月18日(木)18:00〜、米沢市の山形大学工学部街中サテライトで行います。皆様のご参加をお待ちしています。


2015年4月23日(木)第5回 教育・人材部会開催される。

第5回の教育・人材部会が2015年4月23日(木)18:00〜20:00、米沢市の置賜自給圏推進機構の事務所で5名の参加者で開催されました。

前回、「若い人の参加を」という呼び掛けに、会員の遠藤宏三さんが阿部宇洋(たかひろ)さん(29歳)を連れて参加してくださいました。

今回の部会の合意事項としては、(1)「置賜自給塾」の開催を6月から開始し、1回めの講師は、置賜自給圏の代表理事、渡部務さんにお願いする。(2)夏休みの子ども企画として、イメージとして30〜40人が参加できる企画で親も参加したいと思える内容、できれば記念品なども用意し、参加を促進できればということでした。置賜の素晴らしさを感じられるような内容ということでした。あと、夏休みだけでなく、四季折々で、川と山と平地で体験できるような内容も考えてみようということで、夏はやな漁、秋は小国、冬は米沢の天元台などでの体験もいいのではないかという意見もだされました。

また、高校生も地元の人とのつながりを強くした方がよいのではないかという意見もだされ、米沢の社長組合が講師となって高校生たちに話をするという企画も持ち上がりました。

教育・人材育成部会は、「置賜で生まれ、置賜で育ち、置賜で住める、未来のある子どもたちを置賜で育てる」ことをやっていこうということで合意しました。

次回の第6回の教育・人材育成部会は、5月21日(木)18:00〜、米沢市の置賜自給圏事務所で行います。


2015年4月21日(火)第5回 食と健康部会 開催される。

第5回目の 食と健康部会が2015年4月21日(火)18:30〜20:30、米沢市の置賜自給圏推進機構の事務所で7名の参加で開催されました。今回は、ゲストスピーカーに置賜自給圏の常務理事、菅野芳秀さんを招いて行われました。

テーマは4つで(1)土と食(いのち)、(2)身土不二ということ、(3)グローバリズムと土、(4)私達の代案、ということでお話を聞きました。土と砂の違い、土とは今まで生きてきたものの集合体である、1平方㎝の土をつくるには600〜1000年かかる、土はいのちでありグランドのような1gの土にも6000万の微生物が住む、というような基礎的な話から、菅野さんの土に対するロマンの話に展開していきました。

土の中に未来の子どもたちの素材がある、つまりそこには未来があるということでした。ですから、土を汚すことは、土になってくれたものを汚すことになるので、原発事故は土を一瞬にして汚してしまったという意味でも大きな問題であるという認識です。

また、農業は「循環」が基本で、土の弱りが作物の劣化となり、私たちはいわば土の化身を食べている。根から吸収されたものを食べているので、本質は土を食べているということなのです。

いろいろな含蓄のある話題提供されたお話が聞けたことは、参加者の皆さんが豊かな議論が出来ました。

次回、第6回の食と健康部会は5月26日(火)18:30〜 置賜自給圏の事務所で行います。

 

【女房は1号、田んぼは2号】

 

菅野さんが最後にお話した内容は、面白い内容だったので少しご紹介します。

今までの農家は、自分たちで作ったコメの良いものは東京に出荷して、自分たちは、2級品を食べて来た。

菅野さんはこれからは「下り列車の時代」だという。その意味は、美味しいもの、良いものはまず自分たちが食べる。東京には出さない。そうすると首都圏に美味しいものはなくなる。

美味しいものを食べるためには「下り列車」の乗って置賜まで来なければならない。田舎は堂々と田舎であるべきで、まずは置賜からそれを始めようというのが自給圏の役割であるということです。若者が定着し、雇用が増え、郷土に誇りを持ってくらせていける地域をつくっていくことが置賜自給圏目指すものだと思います。


2015年4月15日(水)第6回 地域資源循環農業部会 開催される。

2015年4月15日(水)18:30〜20:30、第6回地域資源循環農業部会が米沢市の置賜自給圏推進機構の事務所で4名の参加者で開催されました。今回は、渡部務責任者の2015年事業(案)をタタキ台にして議論をしました。

一つのすぐにできる取組みとして、置賜自給圏の生産者が作った加工品をいろいろなイベントで販売していく、また、しくみと供給が整ったならば、通販などでも販売していきたいという話も出ました。

次回、第7回の部会は、6月17日(水)18:30〜20:30、米沢市の置賜自給圏事務所で行います。

(写真は、渡部さんが作った野菜ジュースの試飲をしているところです)


2015年3月26日(木)第4回 教育・人材育成部会 開催される。

第4回教育・人材育成部会が、2015年3月26日(木)18:00〜20:00、米沢市の置賜自給圏推進機構の事務所にて参加者5名にて行われました。

今回のテーマは、①「自給塾」の講師に適した人物を推薦する。②夏休みに向けて子どもを対象としたイベントを企画する。③若い人たちをこの部会にどう取り込んで行くのかという3点でした。

「地域のこどもたちに地域の良さを伝え、理解する企画」ということを目的にし、実際に子どもの教育現場の現役の先生をお呼びして、苦労や問題点などの話を聴くことができればいいのではないかという意見もでました。

今回の部会のまとめとしては、

(1)「自給塾」はできれば5月からスタートさせたいので、推薦する講師のプロフィールを持ち寄る。

(2)子どもの夏休みのイベントは、子どもの感性を高めるために自然を対象としたイベントを企画したいので実際にそのような活動に取り組んでいる人の意見も聞きたい。そのための置賜3市5町のリストづくりを行う。

(3)河川アダプト(注1)を米沢短期大学と共同で行いたい。

(4)若い人たちの取り込みについては、イベントを充実させ、自治体と共に取り組みをしてみよう。

という結論に至りました。

次回の部会は、4月23日(木)18時〜、置賜自給圏事務所にて開催する予定です。


(注1)河川アダプトとは、

ボランティアの住民や企業が「里親」になり、河川や海岸などの区域を「養子」とみなして、清掃植栽などの美化活動や啓発活動などを定期的に行うものです。以下の例があります。

河川・海岸の美化・啓発を目的とする行動全てが該当します。

河川・海岸の清掃(ごみ拾いなど)

親水活動(水辺のイベント)

支障木の伐採、植栽活動

簡易水質検査

ホタルの保護活動

学校や町内会での学習会開催

山形県では、住民と行政がパートナーとして共に河川・海岸管理を行う新しい試みとして、平成14年度から3年間にわたり、「山形県河川アダプト導入モデル事業」を実施しました。

そして、平成17年度からは新たに「山形県ふるさとの川アダプト事業」としてスタートし、現在に至っています。


2015年3月19日(水)常務理事会開催される。

2015年3月19日(木)18:30〜20:30、米沢市 置賜自給圏推進機構の事務所にて常務理事会が開催されました。事務局からの報告事項として1月2月の活動と各部会の報告があり、会員数の現状としては、3月19日現在、個人、団体を含め284会員となりました。

地域的な内訳としては、米沢市 89、長井市55、南陽市12、高畠町20、川西町11、飯豊町19、白鷹町19、小国町15、その他44です。

4月からは新年度を迎えることになりますので、より一層の会員拡大を図る必要がことを確認しました。

また、昨年末に提案されました、「置賜自給圏推進機構のキャラクターデザイン公募」の件について、

「キャラクター」ではなく「シンボルマーク」を募集しようということに変更となり、ちょうど1周年(8月2日)に合わせて、発表できるように募集、審査、発表を行うこととなりました。大変皆様にご期待を頂いておりましたが、ようやくまもなく募集を開始したいと思いますので、もうしばらくお待ちください。

また、フラワー長井線とのタイアップ、モニター企画が大きな注目と話題を集め、会員の皆さんからも参加したいという声が多く、この6月には更に磨きをかけた企画として、一般の方々にも楽しんでいただけるものに創りあげていこうという方向性で全員一致しました。

既存の魅力ある、置賜の「資源」である、山形鉄道、フラワー長井線とのコラボレーションを一例として、これからも様々な団体とのネットワークを深めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


2015年3月21日(土)埼玉協同・連帯ネットワーク設立記念フォーラムで特別報告を江口忠博常務理事が行う。

各地で、地域の自立・協同・連帯の動きが始まりました。

中でも「置賜自給圏構想」は、特異な存在感があるようです。

単位自治体の枠を越え、食とエネルギーと森林資源、そして教育・環境・健康にまで及ぶ寄与効果を想定した構想には、他県の皆さんの期待は相当なものがあるようです。

「埼玉協同・連帯ネットワーク」でも、食とエネルギーと介護も含めた生活支援の連携がスタートしました!

大都市圏と隣接する地域でも、置賜と同じように住民自治の必要性と、行政だけでは解決しない市民の不安が語られ、地域としての自治力が求められています。

今後は、地域の枠を越えた情報交換と課題の共有を通して、それぞれが自ら実施できることと互恵的な思考で共に歩める事を広範な視点で考えていくことが大切です。

…埼玉は、ほぼ東京だけど、近い!!(^ー^)

(報告:江口忠博 常務理事)


2015年3月18日(水)第5回 地域資源循環農業部会 開催される。

2015年3月18日(水)10:00〜18:00、第5回 地域資源循環農業部会が開催されました。今回は現地視察と部会がセットになって拡大版となりました。前回の部会で肥料となる可能性のあるものの調査を行うということで、参加者5名で上山市の楢下にある丹野エコプラザさんを見学させていただくことになりました。

山形県でも有数の規模を誇る、株式会社丹野さんでは、リサイクルシステムとして、汚泥脱水処理施設「蔵王処理センター」と有機性廃棄物コンポスト化処理施設であるここ「エコプラザ」により、各種汚泥、食品残渣、家畜糞尿、木くず、廃食用油などの廃棄物を処理し、堆肥として有効利用しています。食品リサイクル法の再生利用事業者として登録を受けており、平成14年度生産振興総合対策事業の一環として食品リサイクル総合対策事業を活用し、エコプラザに2機の設備を整備し、各企業のゼロエミッションの取り組みをサポートしています。

ここでできたコンポストは、この場所まで取りに来れば無料でいただけるそうです。

午後からは長井市へ移動し、レインボープランコンポストセンターを見学しました。水曜日は生ごみの搬入がなくお休みなのですが、置賜自給圏の江口忠博常務理事が特別に説明員として、話をしてくださいました。今や全国各地からの視察ばかりではなく、海外からも視察に来られ、実践する自治体が広がっている「レンボープラン」まさにこの事業に関わってきた人たちが、中心となって置賜自給圏構想が生まれたわけです。

何よりも長井市民がきちんと生ごみの分別を行い、このシステムを支え続けてきたことに驚き、またいろいろな問題を抱えながらも内谷重治市長をはじめ行政がバックアップしてきたことに感心をしました。まさにこのシステムの根底には「いのちの循環」があることを再認識させられました。

最期に、塚田弘一常務理事のお計らいの元、長井商工会議所の会議室をお借りして、部会を行いました。部会では渡部代表理事より事業(案)が提示され、議論を行いました。

下記がその事業案です。

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地域資源循環農業部会

2015年度 事業(案)


3回の協議及び2回の研修をふまえ、2015年度は具体的な取り組みを実施すべく下記の事業を決定する。

1.耕畜連携の更なる拡大に向けた取り組み

・3市5町の耕畜連携の実態調査(アンケート)

環境保全型農業直接支払い及び転作耕畜連携 交付金の状況

・JA、ヤマラクの取り組み状況

・籾殻の活用状況


2.生ごみ堆肥化及び汚泥活用の実態調査

・長井レインボープランを他都市への波及に向けて

・し尿処理場汚泥の実態調査

・他残渣物の肥料化の研究


3.資料自給化への調査、研究

・飼料米活用策

・JA、ヤマラクの取り組み状況


4.実践圃場設置と栽培基準のマニュアル化

・山形県農業試験場、畜産試験場及び山形県有機農業者協議会との連携

・簡易雪室の検討、普及


次回の部会では、この案を基に更に議論を深めていきます。

次回の部会は、2015年4月15日(水)18:30〜 置賜自給圏推進機構の事務所で開催します。


2015年3月17日(火)第4回 食と健康部会開催される。

第4回の食と健康部会が2015年3月17日(火)18:30〜20:30、米沢市の置賜自給圏推進機構の事務所で7名の参加にて開催されました。

最初に、先日行われました「農政フォーラム」の報告を実行委員長の島貫寿雄さんからありました。

そして、本日の部会の参加者から「この部会の目的は何なのか、そしてそれを達成するためにどういう事業をしなければならないのか」という発言があり、その点について議論が深められました。ある参加者からは「まず、事業ありきではなく、問題点を見つけ出し、見切り発車をせず、合意形成をしっかりおこない進めていけばどうか」とか「いろんな役割、ポジションの人がいるので、地に足をつけてしっかりとベクトルを合わせてこの部会をすすめていきましょう」という意見も出されました。

また、「この部会に参加すると日々の疲れがとれ、癒される」という発言もありました。

参加者全員からこのような忌憚のない意見がどんどんかわされ、毎回時間も超過する活気のある部会です。

ただ、他の部会でも問題となっている「若い人の参加がない」という意見も出され、「若い人たちに食の大切をどう伝えるのか」という話になりました。次回は「若い人ほどよいものを食べていただきたい」というテーマを掘り下げ、若い世代をどう部会に取り込んでいくのかを議論します。

次回は、2015年4月21日(火)18:30〜 置賜自給圏推進機構の事務所にて開催します。


2015年3月14日(土)「恋よ来い!ホワイトデーは木造駅舎で『恋&鯉』交流会」開催される。

2015年3月14日(土)18:00〜、山形鉄道フラワー長井線、羽前成田駅にて、山形鉄道・羽前成田駅前おらだの会・フラワー長井線白鷹会、置賜自給圏推進機構・おきたま五蔵会・共同企画、「恋よ来い!ホワイトデーは木造駅舎で『恋&鯉』交流会」が開催されました。今回も山形鉄道の社長で置賜自給圏の理事の野村浩志さんのアイデアです。

置賜自給圏からは、菅野芳秀、横山太吉、舟山康江常務理事を含め7名の参加となりました。

この企画は、今年2月14日(バレンタインデー)に行われました、「酒蔵列車」を受けてホワイトデーに開催されたモニター企画です。

この羽前成田駅は、国の文化審議会が2月13日、建造物171件を登録有形文化財とするよう下村博文文部科学相に答申したとの報道があり、山形県からは、この羽前成田駅と西大塚駅、そして長井市あら町通りの旧丸中横仲商店の蔵群が推挙されたとのことでした。

この駅舎の中で、今回も、置賜自給圏推進機構の生産者のこだわりの食材と生産者の語りを肴に盛り上がりました。渡部務代表理事の野菜、菅野芳秀常務理事の鶏のソーセージと卵、置賜産の放牧豚などなどと鯉料理がふるまわれました。

お酒は前回同様、五蔵会(ごくらかい)さんのお酒で、食べきれない、飲みきれないほどの量を総勢27名(ピーク時は30名以上)で楽しみました。

時を忘れるほどの木造駅舎の素敵な空間。駅舎はコミュニティーの場。町のランドマークでもあります。駅から「食の自給」「交通の自給」を発信して行くことも今回のねらいでもありました。

地元の方たちの協力も得て、今回も午後9辞半ぐらいにすべての企画が終了しました。皆さん本当に満足そうな顔でお帰りになったのが印象的でした。

次回の企画は6月頃の予定です。今度は皆さんと一緒に参加したいですね。置賜自給圏のホームページでもご案内する予定です。乞うご期待。


2015年2月26日(木)第3回 教育人材育成部会開催される。

第3回教育・人材育成部会が、2015年2月26日(木)18:00〜20:00、米沢市の置賜自給圏推進機構の事務所にて参加者6名にて行われました。

今回のテーマは、(1)知識を蓄積させるための「自給塾」を企画したいと(2)夏休みに向けて子どもを対象としたイベントを企画したいでした。

熱心な議論が行われ、(1)については、次回までに「自給塾」の講師を各自探してくるという課題を設定しました。また、(2)については、河川などを歩くことにより子ども達に新しい発見や自然と親しむことにより感性を豊かにすることができるのではないかという意見も出ましたが、置賜自給圏の活動に関わる人たちが高齢者が多く、若い人たちが、もっとこの置賜自給圏の活動にかかわらないと先が見えてこないのではという問題も提起されました。(2)のテーマについては、次回も更に掘り下げて話会うということを決めて終わりました。次回の部会は2015年3月26日(木)18:00〜 置賜自給圏推進機構の事務所にて開催します。



2015年2月18日(水)第4回地域資源循環農業部会開催される。

第4回 地域資源循環農業部会が2015年2月18日(水)18:30〜20:30、米沢市の置賜自給圏推進機構の事務所で3名の参加者で開催されました。

今回の部会のテーマは「新年度の具体的取組をどうするか」。前回も議論されました、産地を支援するということで、制度的なものの実態調査を行うということとなり、まずは、堆肥センターの実態調査を行うことになりました。

具体的には、

(1)「肥料となる可能性のあるものの調査」行政を通じて、農畜連携の実態調査を行う。(アンケートなど)

(2)堆肥センターの利用についての見学会の実施。見学会は次回の部会の日程で長井市のレインボープランコンポストセンターと上山市にある丹野エコプラザの見学を実施することになりました。

次回、第5回地域資源循環農業部会は、2015年3月18日(水)見学会の実施。10:00〜 上山市 株式会社丹野の丹野エコプラザ視察。14:00〜 長井市のレインボープランコンポストセンターの見学。16:00〜長井市にて部会開催。となります。参加ご希望の方は、事務局にご連絡をお願いいたします。→ 事務局 丸山 marugake@gmail.com  TEL: 090-2974-8702




2015年2月17日(火)第3回 食と健康部会開催される。

第3回の食と健康部会が2015年2月17日(火)18:30〜20:30、米沢市の置賜自給圏推進機構の事務所で9名の参加で開催されました。

冒頭、農政フォーラム実行委員長の島貫寿雄さんが「食と健康」部会だからと言って、雪中キャベツを持ってきてくれました。また、米沢市の島貫幸子さんも玄米おにぎりを持ってきてくださり、今回の食と健康部会は「食べること」から始まりました。

その後、各自、自己紹介。そして、前回からの宿題で部会の方向性を決めるための具体案を発表することになりました。

その中で、三友堂リハビリテーションセンターの川上千之(せんし)さんが書かれた「医師の立場から考える事」を軸に議論を行いました。

以下その内容の要約を記します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

○当部会の目標

地元産の安全で健康的な食品を摂ることにより健康の増進を図り、

1)健康な生活が維持でき、だれもが、住みよい、住んで良かったと思うことのできる地域づくり

2)医療費 · 介護費の削滅に貢献する

3)できれぱ人口減少に歯止めをかける

4)高齢になっても元気で働き続けることが出来る地域づくり

その背景として、米沢市の医療費の推移

一人当たり医療費(厚生労働省、米沢市の資料から) を提示され、米沢市の医療費は全国平均と比べても約7%高いことがわかりました。

●米沢市の死亡統計では血管疾患による死亡が全体の27.9%(平成22年)を占めている(癌とほぼ同数) 

●生活習慣病の全てをまとめると癌より多くなる(31.7%、平成22年) 

●当院(三友堂)入院患者の既往歷から見ると高血圧の治療の不十分(未治療、中断含む)な症例が多い。

●平成24年から26年退院の脳卒中655例の内、若年者(60歳未満)の脳出血 · 脳梗塞が60例あったがその内高血圧ありが50例(83.3%)あった。その50例の内、高血圧の治療が行われていない(又は治療中断)が35例(70%)であった。この高血圧者に適切な対応(高血圧の予防、治療)が行われていれば、かなりの脳卒中の発生を予防でき、従って医療費の削滅のみならず所得税その他の納税額の増加を期待できる。(更に、糖尿病の治療がもっと良く行われていたら更なる改善が期待できる)


○上記のことを踏まえて当部会の活動として考えることは、

1)置賜地域産の安全で健康に資する農産物についてのリサーチ

2)上記視点での行政や業界との連携、情報交換(医 · 福 · 農 · 食連携) 

3)高血圧や糖尿病などの生活習慣病の予防とコントロールについての啓蒙(食事を含む) 医師会などの各種団体 · 組織(行政を含む)との連携

以上

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以上の情報提供を基に、食事の中に含まれる塩分のことや、健康を維持するために何をすべきかなどが話され、この部会が何をしていくべきなのかの方向性が見えたような気がしました。

次回、第4回目の部会は、3月17日(火)18:30〜 置賜自給圏事務所で開催予定です。


2015年2月14日(土)〜おきたまの地酒 · 美味な食材を楽しむ農家&酒蔵列車~モニター企画実施!

急な企画でしたが、2015年2月14日〜15日にかけて「モデル的産地交流デイナータイムと古民家宿泊の旅」(最初の仮称)という企画を山形鉄道と協力して開催することとなりました。つまり、「おきたまの食を生かしたモニターツアー」というコンセプトです。

【なぜこの企画が生まれたのか】

元々のきっかけは、1月の置賜自給圏の理事新年会で、山形鉄道の野村社長が食材の美味しさ、理事の皆さんの話し、場の雰囲気に非常に感動し、「この感動をもっと多くの人に伝えることはできないだろうか」というところから企画が始まりました。


【コンセプトとしては、】

置賜自給圏の生産者の皆様からの手作りの食材をもちより、その生産者の想いを伝える場をつくり、

ひと味もふた味も違ったクラスの旅の企画ということです。。

【今回はモニター企画です】

今回は、モニター企画として、25名限定で、フラワー長井線の列車を走らせ、その車中で、日本酒と雪景色と置賜自給圏の生産者の手作りの食材(おつまみ)と生産者の想いを共有します。

夜は、のどか村にて、菊地富夫さんの「豚肉」。

渡部務代表理事の「ごぼうや旬のお野菜」。

管野芳秀さんの「卵、ニワトリのソーセージ」。

塚田弘一さんの「菊芋」。

生活クラブやまがたの高橋尚専務理事が提供してくださった「雪菜」などなど超贅沢な、すべて、「農家の手作り食材」が基本の鍋でした。

この企画は「土と農に親しむ部会」の事業として、継続できればとも考えています。


●この企画の内容に関しては、野村浩志 理事(山形鉄道株式会社 代表取締役)の「理事ブログ」に詳しい報告があります。


2015年2月5日(木)学校給食における食材に関するヒヤリング始まる。

圏内流通(地産地消)推進部会(部会責任者:舟山康江常務理事、高橋 尚常務理事)は昨年末より、「学校給食における食材に関する調査」を行ってきました。そして、今年1月中旬には、3市5町の教育委員会に対して調査票を送付し、学校給食ご担当の方にご協力を頂き、この2月からヒヤリング調査を行っています。

2月5日には米沢市。2月6日には小国町。2月10日には南陽市と飯豊町を訪問しました。ご担当の皆様お忙しい中、ご協力ありがとうございました。

3市5町の調査が終わりましたら、結果をまとめご報告したいと思っています。長井市、川西町、高畠町、白鷹町の教育委員会のご担当者さま、どうぞよろしくお願いいたします。


2015年1月28日〜29日 日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会が置賜自給圏を視察。

「置賜自給圏推進構想」への視察団

2015年1月28日(水)。東京と仙台から「日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会」の一行が来郷。

自給圏推進構想の発端となった長井市のレインボープランの説明の後、自給圏が意味するところについて意見交換を交えた話し合いを行いました。

明日は、飯豊町で取り組んでいる実例を案内する予定です。

雪が酷くならなければ良いのだけどなぁ。

1月29日(木)。昨日に続き「置賜自給圏推進構想」を視察にお越しのワーカーズコープの皆さん。

今日は、飯豊町長自ら案内役を務めていただき、中津川地区の『雪ムロ施設』と『ペレット工場』を見学させてもらいました!地域資源の有効利用の良い実例です。

午後からは高畠町に移動して、和田小学校の学校給食を地域の生産者が支えている状況を、校長先生と生産者の高橋さん、それに自給圏推進構想の渡部代表に説明をしていただきましたが、写真は昼食でいただいた蕎麦を打っている風景です。

いや~、美味かった。

「置賜自給圏推進構想」は、農・エネルギー・森林・人材などを資源として、まず地域が自立し外とも互恵的関係で繋がって行こうとする持続可能な地域の形を目指す構想で、置賜3市5町をエリアとしています。


報告:江口忠博(置賜自給圏推進機構 常務理事)


2015年1月22日(木)第2回教育・人材育成部会開催されました。

小野庄士(おのしょうし)川西町教育委員会教育長
小野庄士(おのしょうし)川西町教育委員会教育長

今回の部会は、責任者の高橋幸司代表理事、副責任者の後藤幸平常務理事とメンバー2名、そしてゲストスピーカーの小野庄士(おのしょうし)川西町教育委員会教育長をお招きして、教育現場での事例の報告をして頂きました。

小野教育長(委員長)の話しは、置賜農業高校長時代に生徒とともに東京駅前で米を

販売したこと、町田市立小学校での稲の栽培指導したことや給食で農業高校栽培米による米飯給食への売り込みなどした。特に感心したことは、生徒達が2キロのお米の袋に自分たちのメッセージを書いて販売するという、まさに「顔と顔の見える関係」の構築を行っていたのでした。

そして、今また、川西町の各小学校では、学校田での米の栽培から始まり、国際米・食味分析鑑定コンクール小学校部門への出品、さらには県内外で販売を実践していることでした。子どものころから都会に出て、消費者のニーズを汲み取り自分たちの生産物を販売することは、「七次産業」(六次産業+マーケティング含めての販売戦略の構築:置賜自給圏での造語)そのものであり、今後の取り組みが人材育成の面からも大いに期待される話しでした。


その後、今後の活動方針の議論を行い、

1)知識を蓄積させるための「自給塾」を企画したい。

2)夏休みに向けて子どもを対象としたイベントを企画したい。

の2点が決定されました。


次回の部会は、2015年2月26日(木)の予定です。皆さんふるってのご参加をお願い

いたします。


2015年1月21日(水)第2回 理事会、しらさぎ荘にて開催される。

内谷市長(左)と柴田社長(右)
内谷市長(左)と柴田社長(右)

2015年1月21日(水)午後2時〜午後4時。飯豊町の添川温泉しらさぎ荘にて置賜自給圏推進機構の第2回の理事会が行われました。

今回は新春特別講演として、特別ゲストによるミニ講演「置賜自給圏推進機構に期待すること」を長井市長の内谷重治氏、機構の顧問でもあり、出版社の株式会社ほんの木 代表取締役 柴田敬三氏の2名をお招きし約1時間30分お話をお伺いしました。

内谷市長は昨年末の市長選挙で3期目に入ったばかりで、選挙公約の中でも「置賜自給圏」の推進を掲げていました。並々ならぬ決意でこの置賜全体をどうやって持続可能な地域にしていくのかを語られました。

ヨーロッパの事例を出しながら、特に若い人たちが農村に住み続けていけるような魅力のある地域づくりが大切だと力説されていました。


ほんの木の柴田社長はと置賜との関係は20年以上にさかのぼり、特に長井市、米沢市とは仕事やプライベートで深い関係があり、内谷市長が昔、ほんの木で仕事をしていたこともお話され、井上肇専務理事との関係や、置賜自給圏理事で山形鉄道の社長の野村浩志氏との出会いのお話などもされました。

柴田社長の話は、出版の話から、民主主義、地域づくり、反原発運動、TPPのことなど多岐に渡り、何時間でもお聴ききしたい深く密度の濃い内容のことばかりでした。

先日の元カルビーの松尾氏、内谷市長、柴田社長の3名の話をお伺いして、置賜自給圏は新しい年度に向けて、事業計画づくりを本格的に進めていくことになります。

内谷市長、柴田社長ありがとうございました。



2015年1月20日(火)松尾雅彦氏を囲んでの意見交換会が行われる。

2015年1月20日(火)午前10時〜12時。米沢市の置賜自給圏推進機構の事務所にて、「松尾雅彦氏を囲んでの意見交換会が行われた。松尾氏は元カルビー株式会社社長であり、NPO法人「日本で最も美しい村」連合の副会長であり、昨年末出版された「スマートテロワール 〜農村消滅論からの大転換〜」(学芸出版社)の著者でもあります。

また、松尾氏は置賜自給圏の会員でもあり、自給圏のメンバーと意見交換していただけるとのことで、自給圏の理事や部会のメンバー20名以上が参加しました。

まず、はじめにメンバー1人1人が部会に参加して何を感じたのかを発表しました。

また、松尾氏からは、「国内で生産しているものを作っても結局は『同士討ち』になってしまう。だから置賜自給圏としては、輸入に頼っている、大豆や小麦などを生産していかなければならない」と言い切られました。つまり「輸入農産物との勝負」です。

また、置賜自給圏は夢からスタートしていかなければならないとも。ヨーロッパでは、農村がおしゃれで文化、流行の発信地になっている。まずはライフスタイルをワクワクさせ、チャーミングでセクシーな地域を作っていかなればならないとも力説されました。

夢のような大きなレベルで30年後の置賜を構想する力が必要だとも。

いろいろと考えさせられ、課題も沢山頂きましたがワクワクする2時間でした。

参加者の皆さんも、「世界一の置賜」を目指してこれからの事業展開を作っていくことになるに違いありません。松尾さん本当にありがとうございました。


2015年1月9日(金)山形県農業経営者トップセミナーで渡部 務代表理事が事例報告を行う。

平成26年度第2回山形県農業経営者トップセミナー(認定農業者交流会)が平成27年1月9日(金)14:00から天童市 天童ホテル 2階「瑞祥」で開催されました。出席者 93名。

情報提供として、「置賜自給圏推進機構の目指すもの」として渡部 務代表理事が情報提供を行いました。

以下に内容を報告します。

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 私が農業高校を卒業し、跡継ぎとして農業を始めたのは、昭和42年頃で、その頃は米の増産運動の真っただ中にありましたが、一転して昭和45年頃には減反が始まり、大きな転換期でした。さらに昭和48年のオイルショックの影響もあり、年間100万円を超える借金を背負っていました。

【有機農業との出会い】 

農家の主体性というものが見えにくくなってきた状況の中で、日本有機農業研究会の思想を学びました。それは、農家が主体性を持って生産に励んで生産物を売り、消費者がそれを買い支えることで、そこに安心・安全性が生まれるという関係性をしっかり作っていく、ということであり、これが 私の原点となっています。


【機構の立ち上げ】

 置賜地方の行政の垣根を越えて、置賜地方の持つ特性を活かせるような様々な取り組みを行おう、ということになり、機構を立ち上げました。その根底には、TPP等農政上の動きを見据えた時に、自前の技術、あるいは自前のマーケティングを含め、地元の消費者に対する訴え方なども工夫し、自分たちで経済を伸ばしていこう、という考え方があったのです。

 活動の内容としては、昨年設立したばかりということもあり、まだ具体的に何かしているわけではありませんが、構成するそれぞれの組織の取組みをベースにして、さらに大きなものにしていきたい、と考えている状態です。

 機構の目標達成に向け壮大な計画を策定していますが、あくまで行政と一体となってやらなければいけない仕事であり、住民運動としての立場を保持しながら活動していきたいと思います。


 【意見交換 】(Aは渡部代表理事が回答)

 Q.行政の垣根を越えた取り組みをするにあたって、なぜ一般社団法人という形態を選んだのか? 


 A.まず大きな運動を展開していくには、任意の組織では難しいという考えがあった。一般社団法人 という形態をとったのは、常勤の専務理事を置き、全体を見渡して情報収集ししっかりした事務所の体制が構築されることと、有利に補助金を獲得することを求めたためである。


 Q.食糧自給率について、本県は全国3位で、平成23年度は132%という数値だが、米を除くと22%になる。置賜地区においても似たような数値ではないかと思っているが、パンフレットに記載されている地産地消推進の取組み以外に、何か具体的な取り組みがあれば教えていただきたい。


 A. 消費者の意識が変わり、全体の暮らしをお互いに支え合っていくという考えが定着してくれば、少しづつ地産地消は進み、食料自給率も上がってくると思う。直売所を経由して、学校給食に地元食材を供するというスタイルは既にあるが、これをさらに具体化し、無駄なく供給できるようなシステムを作っていきたいと考えている。他には、雪室によって熟成し美味しくなった農産物を学校給食に提供したり、マーケットに並べる仕組みを作れば、より強力に推進していけるのでは、と考えている。


【 報告:五十嵐 淳(置賜自給圏推進機構 会員)】



2014年12月16日(火)第2回食と健康部会開催される。

第2回の食と健康部会が2014年12月16日(火)18:30〜20:30、米沢市の置賜自給圏推進機構の事務所で4名の参加で開催されました。

フリートークでメンバーの問題意識やテーマについて話し合われました。「食の勉強会を行いたい」、「地産地消にしてもどんな育ち方をした野菜なのかを明確に」、とか大分県臼杵市と佐藤由美子常務理事との関係のお話や(いずれ「理事ブログ」で詳しく語ってもらいます)米沢市の三友堂病院は給食は外注ではなく自分たちで作っていることなど様々なテーマで話は進みました。

次回の部会は2015年2月17日(火)18:30から行います。次回は、各自、具体的なこの部会の方向性を決めるために案を持ち寄ることになりました。


2014年12月12日(金)3部会合同小国町見学会開催される。

2014年12月12日実施しました、3部会合同の小国町見学会の様子です。

(地域資源循環農業部会 再生可能エネルギー部会 森林等、再生可能資源の利用活用研究部会)

<スケジュール>

10:00 飯豊町 道の駅いいで めざみの里観光物産展 集合

11:00〜 ①小国地産エネルギー研究所 

(代表者 菅 美登さん)モミガラから燃料「モミガライト」の製造現場見学

12:00〜 ②小国グリーンエナジー合同会社

    (小国町杉沢210 ペレットマンこと高橋さん)ペレット製造の現場とペレットマンのお話を昼食を取りながら聴きました。

13:30 現地解散


2014年12月11日(木)第3回の常務理事会が開催される。

2014年12月11日(木)18:30〜 、米沢市の置賜自給圏推進機構の事務所にて、3回目の常務理事会が開催されました。出席者は事務局含め13名。報告事項として、10月11月の活動報告や経営状況、会員数の推移が事務局より報告され、各部会の報告もされました。会員数は12月10日現在、ちょうど200名となり更に各理事が会員拡大に力を注いでいます。

協議事項としては、置賜自給圏としての講演の講師謝礼や原稿料の扱いの件、置賜自給圏のキャラクターデザインを公募することが決定されました。詳しくは後日の発表となりますが、募集期間が2015年2月15日〜4月15日、審査は4月中。発表は5月に行う予定です。どんなキャラクターになるのか今から楽しみですね。


2014年11月19日(水)第2回 地域資源循環農業部会開催される。

第2回 地域資源循環農業部会が2014年11月19日(水)18:30〜20:30、米沢市の置賜自給圏推進機構の事務所で6名の参加者で開催されました。

今回のテーマは、「堆肥として使えそうなものは何か?」ということで、具体的にどんなものがあるのか、どこで作られているのか、いくらぐらいの値段なのかということを各自で出し合いました。

酪農家から出た汚泥を肥料としてどうだろうかとか鶏糞、食物残渣、モミガラなどいろいろな具体的な名前が挙げられました。

そんな中で、実際にモミガラの再利用をしている、小国の「小国地産エネルギー研究所」の菅さんのところとペレット普及に力を注いでいる「小国グリーンエナジー」の髙橋さんのところに見学に行こうということになりました。

従いまして、次回部会は12月12日(金)小国町に見学に行きます。詳細はまた、ご連絡をいたします。


2014年11月18日(火)第1回 食と健康部会開催される。

第1回の食と健康部会が2014年11月18日(火)18:30〜20:30、米沢市の置賜自給圏推進機構の事務所で3名の参加で開催されました。

部会の責任者の佐藤由美子常務理事は、長年、学校給食の現場にいて食育や食と健康について様々な情報をお持ちです。農医連携の普及・啓蒙活動などをやって行きたいと考えており、置賜の食品加工(漬物・干物)の講座なども開催を考えています。

初回の会合では、それぞれの自己紹介と関心のあるテーマなどをお話ししました。実際の医療現場で働いている方や自身で健康に関して興味と実践を行っている方々がメンバーとなっており、話は尽きない様子でした。

次回の部会は、2014年12月16日(火)18:30〜 米沢市の置賜自給圏の事務所で開催予定です。ぜひ、ご興味と関心のある方の参加を願っています。


2014年11月13日(木)高橋幸司代表理事、労働者福祉北部協議会第50回総会・記念講演で「置賜自給圏構想の目指すもの」を語る。

高橋幸司代表理事は、2014年11月13日(木)山形市の大手門パルズで行われました、「労働者福祉北部協議会 第50回総会」で記念講演として「置賜自給圏構想の目指すもの」と題した講演を行いました。

話の中で、私たちの暮らしの安心安全は、労福協の運動の柱でもある共助の社会の実現でもあると述べ、協同組合経済、公共経済、自給経済のなかに、持続可能な福祉社会の実現可能性についても話されました。多くの参加者の皆さんも熱心に、置賜自給圏の取り組み事例について聴いていました。


2014年11月17日(月)第2回 土と農に親しむ(身土不二の農舞台)部会が長井市で開催されました。

第2回の土と農に親しむ(身土不二の農舞台)部会が2014年11月17日(月)18:30〜20:00、長井市商工会議所 研修室(タス1F)、13名の参加者で開催されました。進行は:塚田弘一常務理事、座長は菅野芳秀常務理事が行いました。前回の協議概要報告の後、当面予定している事業内容について説明がありました。当面推進することは、自給農園(自給率を高めるため、自分で作り自分で食べる)の開設と今後協議していくことは、伝統野菜と6次産業推進を目的とした置賜地域の旅館でのパーティ開催とローカル線駅で取り組む市民ガーデン事業です。

今後の取組については、自由意見交換を行い、当面の事業内容、誰に呼びかける(主な対象者)?、どの市町で実施していく(対象エリア)?、誰が調整する?、技術指導は誰が行う?、成果発表・実績検討会の開催は?など具体的な話で盛り上がりました。

また、化学農薬・化学肥料不使用栽培農園の現地視察も11月22日〜24日で行うこととなり、その場所としては、塚田常務理事が実践している、長井市歌丸の「歌丸燦(さん)工房・塚田農園」が選ばれました。

(1)塚田農園(歌丸燦工房)の概要

 ① 40a(1200坪)の転作畑で、主に野菜+果樹を栽培② 栽培野菜:トマト、きゅうり、ナス、じゃがいも、里芋、さつまいも、菊イモ、とうもろこし、ニラ、食用菊、かぼちゃ、アスパラガス、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、イチゴ、ピーマン、オクラ、つるむらさき、ネギ、ほうれん草、茎立、あさつき、大根、白菜、枝豆、豆類(大豆・小豆・黒豆・青豆)等 ③ 栽培果樹:リンゴ、ブドウ、山ブドウ、柿、カリン、栗、ベリー(ブルー・ブラック・ラズ)、キーウィフルーツ等

塚田農園は栽培(収穫)に関する6つのこだわりがあるのですが、また理事ブログで紹介してもらうことにしましょう。次回の部会は2014年12月15日(月)18:30〜20:00 長井商工会議所内にて開催予定です。また、冬の期間(2015年1月〜2月)はメールによる意見交換を行う予定です。


2014年11月13日(木)第2回圏内流通(地産地消)推進部会 開催される。

第2回の圏内流通部会が7名の参加で開催されました。学校給食の実態調査を行うため、調査票のタタキ台を髙橋尚(生活クラブやまがた生活協同組合 代表理事)さんが作成し、それをベースに議論を行いました。

質問項目や内容に関しての意見を出しあい、「調達先の決定方法は?」とか次回の調査では「子どもの満足度」という視点を加え、利用者である子どもへのアンケートも実施したいという意見も出されました。

基本的には、6つの自治体の学校給食の担当者に対し事前に質問票を送付し、その後、担当者に会って、書面では書ききれない内容を聞いてみてはどうかという意見も。

学校給食は「食育」という教育効果もあるので、面談を行うことによって学校給食の担当者にも実態を聞いてみたいという意見も出されました。

大学ともコラボレーションして、調査、解析などを共同で行うこうとはできないかという意見も出されました。

学校給食はデリバリー方式やセンター方式など自治体によってやり方が異なるので、調査に当たってはいろいろと複雑になるかもしれませんが、まずやってみようということになりました。

できれば12月中に訪問調査を一斉に行いたいという意見もでました。

次回12月の部会はお休みで来年1月に開催します。



2014年11月3日(月)雨、風、寒さの中での飯豊町秋の収穫祭に参加するの巻。

置賜自給圏は雨、風、寒さの中での飯豊町の秋の収穫祭に出店させていただきました。

この天気は実行委員長の普段の行いの因果応報だとか…(笑)。でもさすがは飯豊町。後藤町長のおかげで「置賜自給圏」の知名度は非常に高かったと思いました。

とにかく寒さの中、出店者も来場者も大変だったと思います。そんな天候にもかかわらず、置賜農業高校の生徒さんたちのパフォーマンスや飯豊町と交流のある千葉県南房総市からさんまやホタテなどの新鮮な魚介類などあり、盛りだくさんのイベントでした。

置賜自給圏の代表理事の渡部務さんもご自身で今朝、収穫したお野菜を沢山持ってきて頂いたのですが、何分、買ってもらえるお客さんがいなかったのが残念。

来年はぜひ、いいお天気でやりましょう。

飯豊町の皆さん本当にありがとうございました。


2014年11月1日(土)小国町の「再生エネ☆フェス!2014」に参加しました。

2014 年11月1日(土)小国町で開催されました「再生エネ☆フェス!2014」に置賜自給圏が参加させていただきました。本部ブースを使わせていただきました。(結果として、本部ブースを全て占拠してしまいました。ごめんなさいね)

置賜自給圏の活動の報告と置賜の物産として有名な「鯉の甘煮」と上杉鷹山公を記念とした手拭い(キャロライン・ケネディ大使も米沢にお越しいただいた時に首に巻いてました)の販売を中心に、山形県産のこめ油、だしつゆ、醤油、ゆず醤油など安心・安全の国産材料で作られた産物を展示販売させていただきました。

残念ながら、雨にたたられ、昨年に比べて来場者は少なかったようですが、全国から再生エネルギーの実践者が一同に集まり、このような集会が小国町で行われた意味は大きいと思いました。

舟山康江さんのライブトークもあり、充実した1日でした。

右の写真にもある置賜自給圏の旗も初お目見えで、これからイベントがあればどんどんアピールをしていきたいと思います。また、旗の貸出も行いますので、リクエストくださいね。


2014年10月29日(水)学校給食実態調査打ち合わせ。

2014年10月29日(水)10時〜12時。置賜自給圏事務所にて、井上肇専務理事、舟山康江、髙橋尚、佐藤由美子常務理事の4名にて学校給食の実態調査の打ち合わせを行いました。次回、圏内流通部会(11月13日)に詳細をご報告いたします。


2014年10月28日(火)まちづくり米沢塾 例会で井上肇 専務理事が講演を行いました。

本日、2014年10月28日(火)午後7時〜9時、米沢市の置賜総合文化センター2F第1会議室にて、まちづくり米沢塾の10月例会にて、井上肇専務理事が「置賜自給圏構想について」というテーマで講演をしました。参加者10名。皆さん非常に熱心に講演を聴き、積極的な意見交換をしました。参加者には置賜自給圏の会員も数名おり、機構に対して厳しい意見も頂きました。皆さんの意見をまとめると、置賜自給圏の目指すものを明確にし、具体的に示すことが大事であるということに集約されました。また、自給圏を提唱している、内橋克人さんを米沢にお呼びして話が聞きたいという意見もでました。

この会合でも置賜自給圏に期待している皆さんの熱い想いを感じました。


2014年10月24日(土)第1回 理事会開催。

置賜総合文化センター203号室にて午後1時〜3時。始めての理事会を開催しました。参加した理事・監事は17名。
今までの常務理事会の報告や各部会の活動報告、収支報告や事務局からの報告を行いました。協議事項では会員拡大の件や次年度にむけての各部門会議での事業方針づくりのことなどで意見交換をしました。また、承認事項として、映画「100年ごはん」の後援についてと「全国ご当地エネルギー協会」の入会について理事会の承認を得ました。

各部会で年内にどういう事業を行うのか短期・長期も含めて方向性をつくることを確認しました。


2014年10月23日(木)第1回 地域資源循環農業部会 開催される。

部会の責任者は日本で有数の有機農業の先進地である高畠町で星寛治さんと共に40年以上に渡り、活動を続けてきた渡部務代表理事と白鷹町の菊地富夫常務理事、川西町の村岡謙二常務理事の3名です。総勢4名での船出となりましたが、仲間に入りそうな具合的な名前が何人にも出てきて、次回からはかなり大勢の部会となりそうです。
今回は、現状の農業の問題点の指摘とその改善策。そして、置賜自給圏の認証制度を作り幅広く「置賜自給圏」ブランドの確立と財政の独立を議論しました。ミクロレベルからマクロレベルの話が矢継ぎ早に出てきて、話が尽きない様子でした。
次回は11月19日(水)開催を予定し、新しいメンバーをリクルートする作戦も話し合いました。


2014年10月21日(火)第2回 再生エネルギー&森林等、再生可能資源の利用活用研究部会 開催される。

部会の責任者は江口忠博さん。参加者は7名でした。

前回の課題の「各人の実施計画あるいは実施希望の取り組みなど」についての意見交換を行いました。メンバーから様々な提案がありました。

「置賜電力会社」をつくり、1口10万円の個人投資家を募集、目標1000万円の市民ファンドを出発点に、耕作放棄農地に太陽光発電をつくりたい。そして、電力の自由化にむけて原発に頼らない電気の購入先としてのポジションを確立したいという意見がだされました。

また、市民発電所を立ち上げた時に、主体は誰が行うのか、置賜自給圏がどのような関わり方をするのか、規模は住宅用か、50KW以下の事業用か、など具体的に詰めていかなければならない課題や、モデルケースを提示したメンバーもいました。

また、3市5町を計8ブロックに分け、そのブロックごとに東西南北の4箇所計32箇所に、モミガラ固形燃料製造機とモミガラ集積所と改良ストーブ普及所設置と全てを統括する情報センターを設置してはどうかという意見も出されました。

また、捨てられる廃油の活用や滋賀県で活溌に行われている菜の花プロジェクの取り組みなども参考にしたい、などの意見も出されました。

今回の部会は活発な意見交換の場となりました。実際にモミガラ燃料の製造工場の見学や自然エネルギーの専門家を招いての学習会の機会をつくろうという意見もでて、次回の部会は一応11月11日(火)に開催予定ということで終了しました。


2014年10月16日(木)第1回教育・人材部会開催される。

部会の責任者は置賜自給圏推進機構の代表理事で山形大学工学部教授の髙橋幸司先生です。4名の参加でスタートしました。各自自己紹介と関心のあるテーマについて語り合いました。

若い人たちにまず、この置賜の良さを知ってもらいたいという意見が出ました。そこで来年4月から新しいプランで小学生も含めた若い人たちに置賜の教育を実施したいという抱負が髙橋幸司代表理事から語られました。

次回、教育・人材部会は11月20日(木)実施予定です。


2014年10月15日(水)第1回圏内流通(地産地消)部会開催される。

10月15日(水)10:00より 置賜自給圏事務所にて

圏内流通(地産地消)部会が参加者8名にて行われました。

各自自己紹介とともに、興味や関心のある事柄について話し合われました。

多くの参加者が学校給食に対する問題意識が高く、「調理を民間に委託すると給食の質はどうなるのか」とか「高齢者が畑で作業することにより、介護費用は削減できるのではないか」、「今でも学校給食にビタミン強化米を使っているのだろうか」とか様々な意見がでました。

結論としては、実態を調べることが先決であるということになり、まずは置賜自給圏として学校給食の実態調査を行うことが決まり、近々、そのプロジェクトチームも発足します。

ぜひ、皆さんも圏内流通部会に参加してみてください。

次回開催は、11月13日(木)10:00から 置賜自給圏の事務所で行う予定です。



10月度各部会のご案内

◯部会開催場所:基本的には置賜自給圏推進機構事務所にて行います。

 10月21日(火)18:00〜 「再生可能エネルギー」

       「森林等、再生可能資源の利用活用研究」

 10月15日(水)10:00〜 「圏内流通(地産地消)」

 10月23日(木)18:30〜   「地域資源循環農業」

 10月16日(木)18:00〜 「教育・人材育成」

 10月20日(月)18:00〜 「土と農に親しむ(身土不二の農舞台)」(開催場所は、長井市タスビル1Fです)

 10月22日(水)18:00〜 「食と健康」

 未定         「構想推進」(部会参加者確定次第開催)

*変更の場合もございます。詳細は事務局にお問い合わせください。



2014年10月9日(木)第2回常務理事会開催される。

2014年10月9日第2回目の常務理事会が開催されました。
議題は前回に引き続き、会員拡大のことや今後のスケジュール、

具体的な事業案について話し合いました。10月1日の小国町、

10月3日の飯豊町で開催される秋の収穫祭にも置賜自給圏として参加することを決めました。


一般社団法人 置賜自給圏推進機構 設立に向けて


山形新聞2014年6月10日「気炎」より

 山形新聞2014年(平成26年)6月10日(火曜日)7面「気炎」より

 

 グローバリズムと新自由主義の激流が地域社会をのみ込み、家族農業、中小企業、商店街を直撃している。各地で人口減少と過疎化が激しく進み、地域の存続すら危ぶまれる所も出てきた。

 その現代の危機を座視せず、住民の主体的な力で明日を拓(ひら)こうとする波が置賜から興ってきた。上杉鷹山公の藩政改革に学び、置賜一円を一つの自給圏と捉え、その内発的発展をめざそうというわけである。東洋のアルカディアの豊かな地域資源を生かし、とりわけ食と農とエネルギーの自給を基軸に循環型社会の構築を描く。そして「身土不二」の四里四方のエリアで、健康・福祉・教育・文化の充実を求め、成熟社会の幸せを実現しようと呼びかける。

 3市5町が一体となり、住民団体、行政、協同組合、業界、学校などが垣根を超えて連携し、地域自立の扉を開こうとしている。4月に米沢市の伝国の杜で開催された「置賜自給圏構想を考える会」の設立総会には、各界から300余名が集まり、市町村や国会議員からも熱いエールが送られた。

 構想は大風呂敷を広げ過ぎたのではとの批判もあるが、その骨子となる柱の幾つかは、既に具現化している先進事例や地域もある。その固有の取り組みを広く圏内に普及しつつ、足りない領域は知恵と力を注いで充填(じゅうてん)していく。

 そのためには、構想からの実践の段階へと一歩踏み込む活動が求められ、今月下旬(*1)には法人化を前提とした「置賜自給圏推進機構」の設立総会が予定されている。

 自給圏といっても閉鎖社会ではなく、地産地消の比重を高め、富の流出を抑えながら、かつての最上川舟運の交易と文化交流のように開かれた地域イメージを描く。交流人口の増大は、他社からの眼差(まなざ)しによって地域の宝を確かめ、住民の誇りと自信を生み出す母胎となるだろう。(橅心 庵人)

 
(*1)現在のところ8月2日を予定しています。(事務局)